うさぎや日本橋本店「初代の熱い思いが伝わる最高のどら焼き」

和菓子

●うさぎや日本橋本店(創業1948年)

 クチコミ数ランクS(300~)★★★ 
 看板商品:どら焼き
 手土産好適店

 ”東京三大どら焼き”として知られる「うさぎや」さんは、発祥の地である上野のほか、ここ日本橋や阿佐ヶ谷にもお店があります。どこが本店かと思われるかもしれませんが、日本橋は三男が、阿佐ヶ谷は長女が出したお店で、いずれも暖簾分けをした訳ではなく、それぞれが独立したお店です。一般的に”東京三大どら焼き”と呼ばれているのは、上野にある「うさぎや」さんを指しますが、どのお店のどら焼きも大変美味しく、このレベルまで行くともはや好みの問題でしかありません。上野の初代創業者が兎年だったことから「うさぎや」と名付けられましたが、そのDNAはそれぞれのお店に受け継がれ、どら焼きのトップランナーとして今も軽快に走り続けています。

■所在地:東京都中央区日本橋1-2-19
■最寄駅:日本橋駅徒歩1分
■購入可能店舗:近くに中央通り店あり
■Google Map・クチコミ・営業時間
※Map左上の「拡大地図を表示」をクリックすると、口コミや営業時間などの詳細情報が確認出来ます。
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☆訪問レポート

日本橋に行く機会があったので、「うさぎや日本橋本店」さんに伺ってきました。

こちらの「うさぎや」さんは初めてですが、言わずと知れたどら焼きの名店です。

「うさぎや」さんと言えば、上野と阿佐ヶ谷にもありますが、お店の歴史を調べて行かなかったので、どういう関係なのか分からずに伺いました。

お店に入ると看板が掛かっていて、こんな風に書かれていました(下段に画像あり)。

『上野うさぎやとはどう言う関係かとお尋ねにお答えして 
私は黒門町うさぎやを創業した谷口喜作の三男なのでうさぎやを名乗らせて貰って居ります
父母兄の余光によって御引立頂いておりますが
仲々お客様の御期待に添えるようなお菓子が作れません 
力足らずですがしかし少しでもお役に立たせて頂こうと
まっ正直に努力して居りますのでよろしく御願ひ申上げます 谷口豊三(原文ママ)』

実際にこちらのどら焼きをいただいてみましたが、生地と餡のバランスが抜群で、とても美味しいです。

最中は餡がさらに練りこまれており、こちらもとても美味しかったです。

これだけの御菓子を作るお店のご主人が書いた文章なので、「何て謙虚な方なのだろう!」と捉えるのが普通でしょうが、ひょっとすると当時は”上野のうさぎやさんの大看板”を背負うことに対して、大きな苦悩や世間の厳しい声があったのかもしれません。

初代店主の方がどのようなお気持ちで書いたかは確認のしようがありませんが、その真摯な思いは後世にしっかりと受け継がれています。

「うさぎや日本橋本店」さんは、東京を、そして日本を代表するお店として知られるまでになったのですから。

生地の柔らかさと餡の食感のバランスが絶妙で、とても美味しいどら焼きです。
最中の餡はどら焼きよりも更に練りこまれていて、凝縮された旨味を感じました。
日本橋の初代店主が書いた文章です。和菓子作りに対する真摯な思いが伝わって来ます。

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