銀座 天國/新橋「本格天ぷらをリーズナブルな価格で提供!」

天ぷら
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銀座 天國(中央区)
新橋/天ぷら

(昼)¥2,000~¥2,999(夜)¥10,000~¥14,999
東京都中央区銀座8-11-3
銀座天國 – 明治18年開業 江戸前天ぷら・天丼の天國

かつて天ぷらは、せっかちな江戸っ子気質にマッチした「ファーストフード」でしたが、時代とともに提供スタイルも変わり、今や高級料理となった感があります。
そんな現在もリーズナブルに本格天ぷらを提供してくれるお店が銀座にあります。
今回は銀座8丁目にある老舗天ぷら店「天國」をご紹介致します。
営業時間や定休日、口コミ等は、公式サイト、下段のグーグルマップでご確認下さい。

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極上の天ぷらをリーズナブルに提供

「銀座 天國」は、明治18年(1885年)に銀座3丁目で産声をあげた老舗の天ぷら店です。
高級店の立ち並ぶ銀座で、極上の天ぷらをリーズナブルに提供している、とても素晴らしいお店です。
作家の池波正太郎さんが贔屓にしたお店としても知られていますが、池波さんが愛したのも、昔ながらのリーズナブルな庶民性だったとのことです。
池波さんが来店して必ず注文するのは、ABC三種類の天丼のうち「B丼」だったそうですが、直近のメニューでは、A丼とB丼の2種類になっています(上が2023年、下が2012年のメニュー)。

亡き父との思い出のお店

私は長い地方勤務を経て、2022年に東京に戻りましたが、東京に戻ったら行きたいと思っていたお店がありました。
そのお店が銀座の老舗天ぷら店「銀座 天國」です。
まだ私が大学生だった1985年に、亡き父に連れて行ってもらいました。
それまでお店の天丼など食べたことがなく、「天丼ってこんなに美味しいんだ!」と思った記憶があります。
百周年を迎えた「銀座 天國」は、1984年に本店ビルを完成させていたのですが、父は「天國は天ぷらでこんな凄いビルを建てたんだぞ」と言っていました。
最後の訪問から約10年ぶりに「銀座 天國」を訪れましたが、かつてあった場所にお店はありませんでした。
調べたところすぐ近くに移転しており、新しいビルに建て替わっていました。

ビルは建て替わってしまいましたが、「銀座 天國」への訪問は感慨深いものがありました。
気づけば私はもうその時の父の年齢を超えています。
「自分はあの時より随分歳は取ったけど、あの時より大人になれただろうか?」と自問しながら天丼をいただきました。

他店とは一味違った天丼の理由

「銀座 天國」の名物は、コクがあるのにあっさりとした伝統の江戸前天丼です。
こちらの天丼の食感が、他のお店と一味違うのをずっと不思議に思っていましたが、それにはやはり秘密があったようです。
「銀座 天國」では、揚げたての天ぷらをお店伝承のタレにくぐらせ、タレがしたたる天ぷらを炊きたてのご飯に乗せることで、風味豊かな伝統の江戸前天丼を完成させます。
今風のタレを上からかける天丼とは明らかに違う作り方なのです。
また、天丼用の天ぷらは衣と油の配合を、普通の天ぷらと変えてあるのですが、揚がった天ぷらを一度タレにくぐらせて御飯に載せるので、薄い衣であっさり揚げたのでは、タレに負けてしまうからとのことでした。
私は「銀座 天國」の天ぷらの香りとふんわりとした衣が大好きですが、やはり色々な工夫をされていたのですね(下記の画像は2012年に撮影)。

味だけではなく価格も良心的で、今も1,500円程度で美味しい天丼をいただくことが出来ます(2023年現在)。

アクセス、口コミ

「銀座 天國」へのアクセス、営業時間、定休日、口コミ等は、下記のグーグルマップ(拡大地図を表示)からご確認いただけます。

天ぷら
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