このページでは、『とんかつ』の食べ方の作法、美味しい食べ方等についてご紹介しています。
｢こうでなければいけない！｣と言う絶対的なルールがある訳では無いので、あくまで参考としてお読みいただけたらと思います。
ヒレかロースか？
とんかつの二大部位はヒレとロースですが、一般的には豚肉の脂身の旨味をより感じられるとされているロースを好む人が多い気がします。
私は肉の脂身があまり好きではないのでヒレを注文することが多いですが、絶対ロース派の知人からは「どうしてロースじゃなくてヒレなんですか！？」と常に𠮟られています。
あくまで好みの問題かと思いますが、感覚的にはロースを好む人が多い気がしています。
ソース・塩のつけ方
お店によっては「まず塩で食べてみて下さい」と言われることもありますが、塩をかける際には衣ではなく肉の断面に振って食べる方が美味しいとされています。
また、ソースについては、肉ではなく衣に対してかけるのが美味しいという意見があり、私もそうしています。
どこから食べるか？
インターネットで「カットされた部分の左から2番目か3番目。そのどちらかおいしそうな方から食べる」という記事を見たことがありますが、中央部に近い方から食べる人が多いようです。
私が愛知県に住んでいた時に通わせてもらった「とんかつ林家」のご主人に伺ったところ「それぞれの方のそれぞれの食べ方があるので、これが絶対と言うのはないと思うのですが…」と断わったうえで､｢脂と赤身の比率で、僕は大体半々くらいのところで確認します。リブロースだと右から2か３切れ目くらいですね」と仰っていました。
どちらの意見も、肉と脂の旨味をしっかり味わえる最も美味しい部分から食べるということなのだと思います。
「肉の断面」が舌側にくるように食べた方が美味しい！？
以前、タレントの伊集院光さんがパーソナリティを務めるラジオ番組『深夜の馬鹿力』の中で､｢とんかつを箸で掴んだら90度回転させて、断面が舌に付くように口に入れると格段に美味しくなる」と紹介し、とんかつ好きの方の間で話題となりました。
確かに味を最も敏感に感じる舌先に、真っ先に肉を乗せる訳ですから、美味しく感じると言うのは理屈的には分かる気がします。
私はまだその食べ方を試していませんが、次にとんかつを食べに行ったら試してみようと思います。
いずれにせよ、それぞれの食べ方にそれぞれの魅力があると思いますので、色々試しながら、皆さんが一番美味しいと思う食べ方で食べていただくのが一番だと思います。
